50代女性H子さんのお話です。
90代の母親をT介護施設に入れていました。介護施設の職員さんと折り合いが悪く日頃からクレームを入れていたH子さん。会うたびに介護施設の職員さんの悪口を言っていました。そんな時H子さんの携帯にT介護施設から電話が…
介護施設に駆けつけるとお母さんの大腿骨が骨折してパンパンに腫れていて熱もあるとのこと。介護施設の職員さんに原因を聞いても「わからない」の一点張り。H子さんは介護施設の職員がわざと自分の母親の足を折ったんだと確信し…怒り狂う。
T介護施設は大きい病院も経営していて地元では誰も逆らえない巨大権力を持っている。介護事故も今までもたくさん隠蔽してきただろう。
地元の弁護士に相談しても相手にしてもらえなかったH子さん。彼女の怒りは収まらずお金も時間も使ってただ今県外の弁護士に相談し苦戦している真っ只中である。
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【怒り狂った結果…彼女に起こった事】
・自分のビジネスでもすごいクレームが入り常連さんが去り、売上激減…。
・ご主人に裁判を反対され夫婦仲悪化。日々口論が絶えず家庭環境が最悪…。
・裁判準備もスムーズに上手くいかず時間とお金を奪われストレスフルなな日々。
このまま怒り続けて起こるであろう事
最悪の結果全てを失う可能性もある。地元の権力者を怒らせれば住む場所もビジネスも奪われるかもしれない。そして家族も失うだろう。
最悪の結末にならないために…!
怒りを持ち続けているとまた次も怒らなきゃいけないような出来事が起こります。本当にH子さんもその通りになっていますよね。まずはこの事実を知ること。そして一刻も早く怒りの感情を手放すことです。そのためにはまずは自分が怒っていると認識することが大事です。
介護施設の職員の態度が悪い→怒り→あ…今怒っていると認識する。次にどうすれば自分は怒らずに嫌な気分にならずに済むのか自問自答する。
転院しよう!とか色んな案が出てくると思います。その中ですぐに出来そうなことを選択して実行するだけです。
H子さんもこの時点で気付いて軌道修正出来ればお母さんの膝も折られずに済んだかもしれません。
【怒りの軌道修正方】
客観的に怒りを認識→怒りを手放せる方法を自問自答→実行
怒りの対処法についてはこちらの記事にも書いていますのでチェックです。
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